今どきのパソコンスクールの傾向
今どきのパソコンスクールって何を教えているの?
パソコンスクール業界には、「景気のいいときには企業研修が多く、景気が悪いときには個人の受講者が多い」といった、景気の動向と反比例した業界の動きがあります。その背景には、景気が悪いときには、転職やスキルアップを目的とした個人が学びの機会を求め、景気がいいときには企業側で研修を行うため、個人で学ぶ必要があまりなくなるからだと言われています。
ここのところ、景気は上向きになってきてはいますが、個人で受講される方は相変わらず多いようです。みなさん、どんなところを基準にしてスクール選びをしているのでしょうか。KENスクールで学習されている方々の傾向からそのポイントをまとめてみました。
受講前の体験レッスンで学習方法を相談できる
KENスクールに体験レッスンでいらっしゃる方の中には、自分はどんな資格を取ったらいいか、どんな学び方が向いているのか、具体的な方針が整理できていない方もいらっしゃいます。弊社では、受講を希望される方には時間をかけて個別にヒアリングを行い、客観的な視点で作成したオーダーメードの学習方法を提供しています。そのためか、体験レッスンを受けられた方のうち、6割の方が受講を決められています。
スクールに通うならいつがねらい目?
2月~3月のこの時期は特に、明確に「資格を取得したい」という目的意識の高い受講者が多い傾向にあります。企業が研修などでパソコンスクールを利用する時期は、だいたい4月~6月です。個人で学習を希望される場合には、その時期を外したほうが講師もそろっているため、じっくり受講ができるかもしれません。
個別指導かグループレッスンか。学び方を選べる時代に。
パソコンスクールの学び方には、個人指導、個別指導、グループレッスン、ビデオ学習などがあります。どの学び方も一長一短で、必ずしもどれがいいとは言い切れません。
パソコンスクールを選ぶには、知名度や評判を参考にすることも大事ですが、自分に合った学び方が何であるかをきちんと認識することも重要です。体験レッスンなどを利用して、時間とお金と相談しながら、自分に合った学び方を選びましょう。
知人と一緒に学ぶならグループレッスン
パソコンスクールで多く採用されているのが、グループレッスン(一斉授業)です。曜日と時間が決まっていて、講師1人に対して複数の受講生がいるタイプのものです。
グループレッスンのメリットは、一緒に学ぶ知人と切磋琢磨したり、相互学習がしやすいところにあります。学校のように、机をずらっと横並びにすることが多いので、学習スタイルはイメージしやすいと思います。ただ、同程度のスキルの方が一緒に学ぶ場合はいいでしょうが、そうでない場合、初学者寄りの説明に偏りがちな傾向があるため注意が必要です。ある程度の知識がある人は、すでに知っている内容を学ばせられることになり、貴重な時間を退屈に過ごしかねないデメリットがあります。
マイペースに学習するなら個別指導
マイペースで学ぶことを考えるなら、家庭教師のように、つかず離れず教えてくれる専任講師をつけるのがいちばんです。とは言っても、個人指導は料金が高くなりますから、あまり現実的ではありません。その点を考慮して、KENスクールでは、講師1人が複数の受講者を対象に、個人のスキルに応じた指導をする「個別指導」を採用しています。
弊社の個別指導では、それぞれの受講者のブースをゆるいパーティションで仕切り、1人の講師が数人の受講者を見渡せるような工夫をしています。これによって、まとめて解説したほうがいいところでは数人を対象に、集中して学ぶところでは受講者のペースに合わせて学ぶことができます。
また、自分の都合のいい時間に受講したい授業を選択して受講する自動車教習所のようなシステムを採用しているため、会社帰りに学びたいという方に特に好評いただいています。受講する校舎もその都度選べるため、急な出張や客先から直行することもできます。
受講生の自立をサポートする最強の協力体制
学習期間は2~3カ月。短いと感じるか長いと感じるか
パソコンスクールで学ぶ場合、みなさん学習期間はどれくらいを想定しているでしょうか?KENスクールの場合、みなさん2~3カ月間で資格取得を目指します。ちょっと短いと感じられるかもしれませんが、モチベーションを高く維持しながらゴールを目指すのであれば、これが最適の期間なのです。
さらに、弊社では、受講期間中に、
2.個別就職カウンセリング
3.企業セミナーへの参加
4.面接指導
といった4つのステップを通じて卒業生の就職を全面的にサポートします。ことに、ステップ2.の「個別就職カウンセリング」には力を入れていて、履歴書や職務経歴書の添削やビジネスメールの指導、マナー指導などを行っています。
というのも、どんなに能力が高い人材であっても、実際に就職に結びつくかつかないかを決定づけるのは、やはり本人に備わった「ヒューマンスキル」に他ならないからです。弊社では、単に技術のある人を作りだすのではなく、人として「自立した人間」を育てることを目標としています。
目指すゴールが具体的だとやる気も増します
KENスクールの一角には、Webデザイン、ネットワーク、プログラミングなど、さまざまな人材を求める企業からの求人票が貼り出しています。転職を目指す受講者の方々も、身近に目標が掲げられているとやる気も出てくるようです。その結果、受講者の就職率は83パーセントを実現しています。
私たちは、個人の適正に合わせた資格取得をサポートし、働く現場からのリクエストに応えられる一人前の社会人を育てることを使命としています。そのために、私たちには何ができるのかを常に考え、実行させていただいています。
今回は、就職を目的とした資格取得を目指す方のために、パソコンスクール選びのポイントについて書かせていただきました。次回は、就職に有利な資格取得のポイントについて書かせていたく予定です。