人事担当者が教える!就職で面接に受かる人がやってる5つの生活習慣|就職セブン

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2015年8月14日
人事担当者が教える!就職で面接に受かる人がやってる5つの生活習慣

企業の採用担当者は応募書類や面接の応対だけでなく、ふとした時に垣間見える応募者の行動・態度をよく見ています。企業で人事担当の経験のある筆者が、身についていたらもっと就職活動がうまくいっているだろうにな、と思われる5つの習慣をご紹介します。

田舎生まれ田舎育ち、田舎を愛する駆け出しライター
  

生活習慣と就職活動の関係

こんにちは。柊樹里と申します。私、実は地方のちっちゃな会社で人事を担当しております。新卒、中途とも採用に関する仕事に携わり、「もったいないなぁ~」と思ってしまう応募者の行動を多数見てきました。 メモ

もったいない行動は、面接の場でも、応募者の緊張がほぐれた頃に、ちらほら見えるようになります。これって、普段の生活習慣が出ちゃっているんだと思います。

面接官はプロフェッショナル、あっという間にその人のことを見抜いてしまいます!また意外かもしれませんが、ちょっとした行動は就職説明会や面接会場以外でもチェックされていること、あるんですよ。

来社時の挨拶や表情など、どこで誰が見ているか、わからないものです。そんなときに、普段のだらけた習慣がつい出ちゃったら、結果は・・・もちろん残念なことになります。

今日からでも始められる、5つの習慣

そこで、今回は普段から意識して習慣付けていれば、就職活動で、もっと印象が良くなるのにな、と考えている生活習慣を5つご紹介します。あわせて、まさかと思える、実際のエピソードもご紹介できればと思います。

毎朝決まった時間に起きること

若い皆さん、深夜までゲームやネットに明け暮れていませんか?特に、大学生で1人暮らしなんかしていると、昼夜逆転生活だったりして・・・しかし、就職活動を始めようと思ったら、ちゃんと朝起きられるようにしましょう。なぜなら、大体の仕事は朝始まって夕方(夜)に終わるからです。朝起きるというのは、仕事をする上でまず習得しておかなければならない習慣なのです。

10時に電話したら寝ぼけた声で「もしもし・・・」

中途採用で書類選考に通った応募者に、電話で面接の案内をしたときのことです。その応募者はアルバイトをしており、電話に出られない時間帯が履歴書に記載されていました。会社としては早く面接を行いたかったため、出勤前なら電話に出られるであろうと、朝の時間帯に電話をしたのです。

「もしもし・・・」から始まり、本人かどうかを確認すると、「どちらさんですかぁ~?」と気の抜けた声が返ってきました。発声の感じから、きっと電話を取るまで寝ていたのであろうと推測できました。その後はちゃんと起きてもらいましたが(笑)、その方に対する印象はとっても悪くなりました。

さて、筆者は何時ごろに電話したと思いますか?答えは10時過ぎです。

特に早朝という時間ではありません。むしろ、勤務時間中の企業のほうが多いと思います。そんな時間帯に普段から寝ているのでは、遅刻常習犯の可能性が高まってしまいます。

履歴書を送っていて、いつ応募している会社から連絡が来るかわからない状態なのに、この応募者は油断しすぎましたね。休みの日なら、お昼まで寝ているよ!という人もいると思います。しかし、あなたは就職活動を控えているのです。

いつもお昼まで寝ている状態の人が、急に朝ちゃんと起きられますか?また、朝から頭をフル回転させて働くことができますか?今日からでも朝寝坊は止めましょう。

誰にでも「ありがとう」と言えること

あなたはちゃんと挨拶できますか?意外なことに、就職活動中の人って挨拶ができない人が多いんです!社会経験のある人でも、面接で来社したときに「どうも」で終わる人もいます。お茶を出しても無言の人もいます。

採用活動の中で「お前は挨拶もできないのか~、いい年をした人が!」って思うこと、多数です。緊張しているのはわかるのですが、挨拶しないのはどうかなと思ってしまいます。

店員さんに「ありがとう」と言ってみよう

そこで筆者がオススメなのは、「ありがとう」を言う習慣を身につけてしまうことです。皆さん、スーパーやコンビニなどで商品を買ったとき、店員さんに「ありがとう」って言えますか?飲食店で会計をした後、レジにいる店員さんに「ごちそうさま」って言えますか?

言えない、って思った皆さんは、今日から取り組んでみましょう。はじめは頑張らないと出てこないですが、習慣になったら無意識に出てくるようになりますよ。

「ありがとう」が無意識に出てくるようになると、他の挨拶も自然に出てくるようになります。筆者の想像ですが、「ありがとう」という言葉が相手に良い印象を残し、相手との距離を近づけてくれるからではないかと思います。

いつでも、ちょっとしたことでも「ありがとう」と言われて嫌な人はいません。それどころか、礼儀正しい人だという印象が残る分、就職活動でもこの習慣はとっても役に立つのではないでしょうか。

携帯電話の着信履歴を気にしよう

皆さん、携帯電話の着信履歴、ちゃんと見ていますか?知らない番号だったら無視していませんか?通常の生活ではそれでもかまいません。しかし、就職活動をするにあたっては、知らない番号を無視していたら、チャンスを逃します!会社案内に掲載されていない番号から連絡が来たり、人事担当者が携帯電話から連絡をする可能性もあるからです。 スマホ

何度電話しても、折り返しの電話がなくて不採用に

実際に、筆者はとある応募者に面接の連絡をしたくて何度も電話をしたことがあります。しかし、その応募者は留守電機能もつけておらず、伝言を残せませんでした。会社の電話は非通知設定ではないため、電話番号は着信履歴に残るはずですが、一度も折り返しの電話がかかってきたことはありませんでした。そのため、

その応募者は連絡が取れないことを理由に不採用になりました。

きっとその方は、知らない番号だから無視していたのだと思います。しかし、就職活動中にそれをしていると、せっかくのチャンスを不意にする可能性が高いです。連絡が取れない応募者より、すぐに連絡の取れる応募者のほうが、人事担当からすると常識のある人だと判断されるからです。

ビジネスにおいて、大事な連絡は基本的に電話で行われます。ごくまれに、「こちらのメールアドレスまで連絡をお願いします」と履歴書に記載している応募者もいますが、メールでは間違いなく本人に連絡が取れているかわからないため、メールを送った後に(しかも送ったその日のうちに)電話での連絡が来る、と思って間違いないです。

今からでも着信履歴を見て、折り返し電話をする習慣をつけておいてください。

幅広い情報にアンテナを張ろう

皆さん、普段から新聞やテレビでニュースを見ていますか?自分が興味のあるニュース以外も見るようにしていますか?普段から、いろいろな情報を収集する癖をつけておくと、就職活動でもとっても役に立ちます。

能力が同等なら、話題豊富な人を選びたい

就職活動を行うと、応募した企業に関する情報だけを集める傾向があると思います。実際、筆者も新卒のときはそうしていました。しかし、面接ではどんな話題が出てくるかわかりません。政治や経済、スポーツが話題になるかもしれません。そんな時に、「全く知らない」となると、面接の雰囲気が悪くなります。

逆に、「ニュースで見た程度ですが・・・」と言いながら話題に入れる応募者は、面接官からすると「いろんなことに興味を持っているな」「世間に関心を持っているのだな」「もっと話してみたい」と、好印象に映る傾向があると思われます。

面接とは、これから一緒に仕事をする仲間を選考する場所です。採用担当者は能力が同等なら、無趣味・無関心の人よりはいろいろな情報に興味を持っていて、チャレンジ精神のある人を選びます。

常にアンテナを張って情報を収集し、幅広い話題についていけるようになること。そしていろいろなことに興味を持っている人だと思われるようになりましょう。 スポーツ観戦

夢中になれる趣味を見つけよう

不思議なことに、採用担当者は履歴書の記載内容と証明写真で、その人の人間性がわかってしまいます。筆者も応募書類を見ますが、不思議なくらい、その人の雰囲気が履歴書の文章や証明写真に現れているな、と感じます。

ですので、普段からすべてを忘れられるくらい夢中になれる何かを見つけましょう。そういったことが1つでもあれば、困難なことがあっても前向きに頑張ることができると思います。就職活動で苦しんでも、その苦しさをリセットできれば、応募書類や証明写真に苦しい雰囲気は出てこなくなるのではないかと思います。

仕事一筋アピールは評価されない

ごくまれに、中途採用での応募者で「私は仕事一筋です」というアピールをする人がいます。仕事においてまじめに取り組んでいる、ということは評価しますが、採用担当者からすると、なぜ転職しなければならない状態に陥ってしまったのか、会社が変わっても以前の仕事の仕方を変えないのではないか、という懸念が生じ、残念な結果につながってしまう場合もあります。

そのため、仕事一筋よりも、夢中になれるほどの趣味を持っている方が、就職活動中でも適度に肩の力を抜く場所があるため、結果的に成功するのではないかと思います。ガッチガチに「就職しないといけない」と思っている人ほど、肩の力が入りすぎて空回りしちゃう・・・そんな気がします。

現在無趣味の人にとって、いきなりは難しいかもしれませんが、一人の世界に入れる何かを見つけてください。本当に何でもいいです。

頭を空っぽにできるのであれば、筋トレでも大食いでも、カラオケでも何でもよいのです。そういう何かを見つけて自分をリセットできるようになれば、就職活動も良い方向に回ってくれるようになります。

就職活動をしている時点であなたは社会人です!

4月になると、ニュースなどで「新社会人」という言葉が聞こえてきます。しかし、会社勤めをはじめてから社会人になるわけではない、筆者はそう思っています。新卒の学生さんであれ、転職を考えている人であれ、就職活動中から社会人としてどうあるべきか、しっかり考えながら行動する必要があると思います。 ビジネス街にいる女性

企業は、しっかりと社会人として自覚を持ち、恥ずかしくない行動の取れる人を求めています。そういう人は、まじめに仕事に取り組み、時間はかかっても結果を出していくはずですから。

今回紹介した5つの習慣は、仕事とは直接関係のない内容がほとんどではないかと思われた人もいると思います。しかし、仕事をする以前に、「時間を守る」「挨拶をする」「自ら情報収集する」といった行動のできない人が、意外と世の中には多いのも事実です。この5つの習慣を身につけることで、他の人と差をつけ、幸せな会社員人生を送っていただけるようになれば、筆者としても幸いです。

<就職活動で役立つ5つの生活習慣>

・毎朝決まった時間に起きること

・誰にでも「ありがとう」と言えるようになること

・携帯電話の着信履歴を気にしよう

・幅広い情報にアンテナを張ろう

・夢中になれる趣味を見つけよう

著者:柊樹里

田舎生まれ田舎育ち、田舎を愛する駆け出しライター
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地方のど田舎に住む兼業ライターです。
昔から読書大好きだったせいか、文章を書くことは苦になりません。田舎在住だからこそ書ける文章、内容を目指してがんばります!