合格を決めるのは入室からたった7秒間の第一印象だった|就職セブン

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2012年8月23日
合格を決めるのは入室からたった7秒間の第一印象だった

初対面の人間に対する第一印象は、声を聴く前の7秒間で決まってしまうと知っていましたか?一度決まった第一印象を覆すのはほぼ不可能。第一印象が重要とされるのはこの為です。そこで7秒間でよい第一印象を与えるのに必要な事をまとめてみました。

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面接官は話なんて聞いていない

面接の際、「第一印象を入室から第一声を出すまでに決める」という割合が、ほぼ過半数に達していたと東京ガス都市生活研究所が調査報告を出しています。

この第一印象を決めるまでの時間は約7秒
その短い時間で見られているのは、その人の「見た目からくる雰囲気」がほとんどです。

具体的に面接の流れを追って説明しますと

  1. 名前を呼ばれ、面接室に入室する。
  2. 入り口であいさつし、椅子の横に立つ
  3. 着席を促され、椅子に座る

大体、ここまで。場合によっては1の時点で印象が決定してしまう事もあります

初対面の人と出会った時、どこから最も強い印象を受けるかという内容で有名なメラビアンの法則。
俗に「7-38-55のルール」(内容7%-口調38%-見た目55%)は、誤解交じりで広まった内容ですが、第一印象と限定すればそれほど間違っているとは思えません。

会社によっては1日に何十回と面接を繰り返すのが面接官です。
気に入らない相手はとっとと終わらせたいのが本音でしょう。
どれほど感動的なエピソードを用意しても、相手に聞く気がなければ意味がありません。

メラビアンの法則がたとえ誤解だったとしても、見た目が最も重要なことに変わりはありません。

第一印象は変えられない

最初の印象を決めてしまう7秒。
この7秒で決まった印象を変えるには2時間は話し合わないといけないと言われています。
面接で2時間も話し合うなど不可能です。

しかし逆に考えればパーフェクトを出せば2時間は印象が良いままと言えるでしょう。
そうなれば、面接突破はほぼ確定したようなものです

では、どうすれば7秒間で好印象を残せるのでしょうか?

7秒の壁を突破する方法

気を付けるべきは身嗜みと態度。

面接時の服装と言えばスーツ以外にありえません

色は黒というのが鉄板です。
個性を主張するようなスーツは、悪目立ちする場合が多いので就活には向きません。
具体的なスーツ選びは他のコラムに詳しく載っていますので、そちらを参照してもらえると助かります。

清潔感も重要です

髪が目にかかってはいませんか? 色は明るすぎませんか? 爪は伸びていませんか? 靴は汚れていませんか? 化粧は派手すぎたりしませんか? 目の下にクマとかできていませんか? スーツにしわは? ふけは? 髭は? 
チェックする項目は数多いですから、見落としに注意しましょう

頭髪も結構重要です

もちろん髪型や色もそうですが、ここでいうのは薄毛のこと。

デリケートな問題だからか、他のサイトでは取り上げられていませんが、どうしたって影響するでしょう。
薄毛の人はどうしても実年齢より老けて見られます。他にも疲れているとか、程度によってはみすぼらしいというイメージを与えてしまうものです。

会社が欲しいのは、管理職クラスで即戦力を期待できる人材か、もしくは一緒に仕事をしていきたいと思う若い人材です。
薄毛が与えるイメージは、どちらの項目にとってもマイナスになってしまうでしょう。

しかもスーツやメイクは自分の努力でいくらでも改善可能なのに対し、薄毛を一人で治すのは非常に難しいもの。
とはいえ悩んでいても悪化するだけ、頭髪の問題は一朝一夕でどうにかなるものではありませんので、恥ずかしがる暇があるなら早めに専門医に相談しましょう。

姿勢も見られています

見た目が大丈夫なら、次は姿勢
入り口での立ち姿、歩く姿勢、座り方、そのすべてを見られています。

気を付けてもらいたいのは面接時にはスーツを着ているという事。
せっかくですから、スーツをかっこよく着こなしている姿勢を取りましょう。

立っている時

  1. 肩甲骨を背中の中央に寄せる
    肩甲骨を意識する事で、自然に胸を張ることができ、肩のラインとVゾーンを綺麗に見せることが出来ます。
  2. 首の後ろを、まっすぐ上に釣られているように意識する
    顎を引き、猫背になるのを防ぎます。またシャツの襟から頭部にかけてのラインを一直線にすると、横から見た時にすっきりとした印象を与えます。
  3. 腹筋を締める
    胸を張ると自然と腹筋に力が入りますが、猫背の癖がある人は意識しないとできません。
    面接の間だけですので我慢しましょう。

座っている時

  1. 背筋を伸ばし、背もたれとの間に隙間を空ける
    背もたれを使わない事で背筋を伸ばし、緊張感を出せます。この時も肩甲骨を寄せるのを忘れないようにしましょう。
  2. 手は軽く握り、腿の上に置く
    手は膝の上と言われる場合もありますが、腿の上をおすすめします。
    胸を張った状態で手を膝まで持っていくと、どうしても前屈みになってしまいます。
    前傾姿勢は相手の話を興味を持って聞いているというアピールにもなりますが、スーツの前面にしわがよりやすく、スーツの大事なVゾーン(ちょうどネクタイのあたり)が綺麗に見えなくなってしまいます。

あいさつははっきりと

一番のタブーは何を言っているか分からない事。
面接官にしたら、「何しに来たんだ」と思われても仕方がない事です。

「大きな声ではきはきと」
小学生で習う事ですが、緊張するとなかなかうまく出来ないものです。大事な場面でミスらない為に練習しておきましょう。


面接はまだ終わっていない

面接の最初の山場は超えましたが、本番はここからです。
最初の7秒で面接官に良い印象を持ってもらったら、相手はそこから貴方という人物を判断しに来ます。
ようやく話を聞く態勢に入ったと考えましょう。

会社を出るまでが面接です。相手は待っている間、帰る時のあなたを見ています。
内定をもらうまでは安心してはいけません。

著者:渡瀬由紀子

WEBライターのかたわら、週末は雑貨屋めぐりしつつ、最新の文房具収集。好奇心を糧に幅広く執筆活動中。
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